今回は2021年1月21日に発売されたエンダーリリーズ(ENDER LILIES : Quietus of the Knights)についてレビューを行います。エンダーリリーズは、以前紹介したエンダーマグノリアの前作にあたるエンダーシリーズの1作目です。Switch、PS5、Steamでプレイすることができます。全エンドを見るまでのプレイ時間は20時間、トロコンまでは21時間でした。
エンダーマグノリアとどっちを先にプレイするべき?
私は2作目のエンダーマグノリアを先にプレイすることをお勧めします。難易度調整機能があり、スキルの回数制限もないためエンダーマグノリアのほうがクリア難易度が低めです。マップもエンダーマグノリアのほうが読みやすく親切です。ストーリーは繋がっていますが、深いつながりでもないのでストーリー的にもどちらから遊んでも楽しくプレイできると思います。

エンダーマグノリアのレビューはこちら!
どんな人におすすめ?
・メトロイドヴァニアが好き
・死にゲーがやりたいけど難しすぎるのは嫌
・プレイできるゲームの難易度を上げていきたい
エンダーリリーズってどんなゲーム?

地下で目覚めた少女が魂だけになった騎士に導かれて「穢者」を浄化していく物語です。穢者は人間が穢れによって変異してしまったモンスターであり、少女は巫女の力を持っているため穢者を浄化することで彼らの魂を解放できます。
スキルやアクションを集めて探索箇所を増やそう

ボスを倒すと新しくメインスキルを貰えたり、新しいアクションが取得できます。初めは探索できる場所が限られていますが、ボスを倒してアクションが増えると探索できる場所も増えていきます。
ベンチで回復

各地に置かれたベンチて休憩すると使用した回復アイテム(?)やスキルの使用回数が全回復します。倒した敵もベンチで休憩することで復活します。
レリックを集めて有利に進めよう

各地の宝箱や道中に「レリック」と呼ばれる装備品があります。攻撃力が上がったり、走る速度が速くなったりと、効果はレリックによって様々です。レリックは装備できる上限がコストによって決まっていますが、こちらは各地に落ちている「魔導の鎖」によって上限を上げることができます。
良い点
攻撃手段・ボスが豊富

各地にいる中ボスを浄化することでもスキルを取得できることが多いです。スキル数はかなり多く、26個あります。ボスもこれ以上いるので、強敵との対戦が多くとても楽しいです。
ボスとの再戦がしやすい
エンダーシリーズ全般に言えることですが、セーブポイントであるベンチがボス直前に配置されてる分、再戦がしやすいです。私はボス戦前の道中にストレスを感じやすいので、このシステムはかなりありがたいです。
スキルの回数制限がある
遠距離のメインスキルや、メインスキル以外のスキルには回数制限がつけられており、ずっと同じスキルを使用する事はできません。ボスを攻略する際同じスキルを使用し続けると途中でスキル回数が枯渇するので、ワンパターン戦法を取りづらく戦略を考える必要があるのは面白かったです。
悪い点
マップが読みづらい
エンダーマグノリアと比較して、マップかかなり大雑把で細部の把握が難しいです。方向音痴には攻略が難しい部分があり、私は次に進む場所が分からなくなって攻略サイトを確認してしまいました。
探索の自由度に比べて攻略順の自由度は低く、分かりにくい
次に進める場所を探して探索するゲームですが、探索場所を増やすにはボスからアクションを取得していく必要があります。アクションを取得しないと次に進めないので結果的に攻略順は指定されてしまいます。しかもマップで必須のアクションがなくてもマップ途中までは進めてしまったりするので次の目的地が分かりづらいです。不親切だと思います。
評価が分かれる点
会話が最低限で、ストーリーが淡白
エンダーマグノリアでは仲間との会話や街の住人との会話がありますが、エンダーリリーズで会話できるのは主人公にに付き従う騎士のみで、生きた人間は存在しません。その分、ストーリーは一本道でマグノリアより分かりやすいですが、人によっては淡白でボリュームが少ないと感じるかもしれません。
エンダーマグノリアと比較すると
難易度調整がない分エンダーリリーズのほうが攻略難易度は高いです。若干ボリュームは少なめですが、スキルの回数制限がある分、いろいろ考えることは増えるのでやりがいもあります。エンダーマグノリアが楽しめた方はこちらも楽しめると思います。

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